2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

門上武司「偏愛的交遊録 9 種村季弘さん 万巻の書物と現場と」

2012年1月26日産経新聞大阪版に掲載。いまのところウェブ上でも読める。http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120126/wlf12012614540011-n1.htm伊丹十三が『食物漫遊記』を映画にしたいといっていたというエピソードが興味深い。「文藝春秋」1983年…

解けるなぞなぞ 解けないなぞなぞ

大修館書店月刊『言語』編集部編『『言語』セレクション 第3巻』(大修館書店)に「解けるなぞなぞ 解けないなぞなぞ」が収録されたようだ(現物未確認)。初出は「言語」1984年10月号。 『言語』セレクション〈第3巻〉 作者: 大修館書店月刊『言語』編集部 …

松山俊太郎「巨友の一面(追悼、石堂淑朗)」(「映画芸術」438号 2012年 冬)

石堂淑朗の追悼として書かれたものだが、学生時代の石堂・松山・種村の「三人組」のエピソードが書かれている。「種村はおごり魔・誘い魔であった」(「おごり」に傍点)。東京大学教養学部の集合写真も掲載されていて、石堂、松山、種村のほか、吉田喜重、…

細江英公写真展

銀座のBLDギャラリーで開催されている細江英公写真展の第五期 「知人たちの肖像」(4月11日-4月22日)、加藤郁乎出版記念会の写真の中に種村季弘の姿も見える(手近な出版物だと『澁澤龍彦幻想美術館』(平凡社)の58-59ページに掲載されている)。同展覧会…

書店員に聞く Mの世界

http://book.asahi.com/reviews/column/2012041300006.htmlブック・アサヒ・コムの「書店員に聞く Mの世界」で有隣堂伊勢佐木町本店の高樋純子さんが『ザッヘル=マゾッホの世界』(平凡社ライブラリー)をあげている。「ヨーロッパ文化の深層にまで触れた、…

吉増剛造宛書簡 1970.4.14.

初出:吉増剛造『黄金詩篇 思潮ライブラリー・名著名詩選』(思潮社、2008年7月15日)1970年3月に刊行された同書初版本の献本に対する礼状。この時点で面識はなかったようだ。「私にとってこの詩集は、硬質の言葉の宇宙の朝まだきに、天地創造の輝く意志の光…

奇術師・鈴木清順

初出:「奇想天外ナ遊ビ 鈴木清順 80th Anniversary」(スローラーナー、2003年7月26日発行)ユーロスペースでの特集上映に合わせて制作されたパンフレット。奇術師がカードをまき散らすように「バラバラのままに放り出」された断片として清順映画をとらえた…

『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』書評

あるブログで4月8日に諏訪哲史さんが書いているという情報を目にしたが、掲載紙は不明。同日、地方紙に書評が掲載されたという別の方のツイートも見かけたので、共同通信配信の書評かもしれない。

『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)おぼえがき

tgtr.ExtendWidget({id:'287555',url:'http://togetter.com/'}); 怪奇・幻想・綺想文学集: 種村季弘翻訳集成 作者: 種村季弘 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2012/02/27 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログを見る