2012-01-01から1年間の記事一覧

朝吹真理子「『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』書評」

8月12日の読売新聞書評欄に朝吹真理子による『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)の書評が掲載された。見出しは「条理の底が抜けた世界」。ウェブでも読める。http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20120817-OYT8T00997.htm 物語を装…

松田哲夫「松田哲夫の愉快痛快人名録 ニッポン元気印時代」第12回 種村季弘さん(「週刊ポスト」2012年7月20・27日号)

東京都立大学の学生新聞への寄稿を依頼しに行って断られた初対面のエピソードから、没後刊行されたエッセイ集『雨の日はソファで散歩』まで、編集者からみた種村先生の横顔が描かれている。 種村さんとの電話は、「時によると一時間を優に越え、二時間に迫る…

三上延インタビュー

シリーズ累計200万部突破「ビブリア古書堂の事件手帖」 三上延インタビュー | ダ・ヴィンチ電子ナビ無人島に持っていくならという質問にさいとうたかを『サバイバル』、ジャン・ジュネ『恋する虜』とともに『食物漫遊記』を挙げている。 実用書にもなりそう…

『東海道寄り道紀行』(河出書房新社)

東海道寄り道紀行 作者: 種村季弘 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2012/07/21 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (5件) を見る 「ラパン」(ゼンリン)に連載されたものを中心にまとめられた単行本未収録の紀行エッセ…

表象文化論のアトラス@MARUZEN &ジュンク堂書店渋谷店

『ヴァールブルク著作集 別巻1 ムネモシュネ・アトラス』(ありな書房)の刊行を記念してフェア「表象文化論のアトラス」が7月31日まで開催中。http://before-and-afterimages.jp/news2009/2012/06/623-731.html田中純、大橋完太郎、鯖江秀樹、小澤京子各氏…

「知」の落ちこぼれーー山口昌男山脈

無用亭(山口昌男)編『山口昌男山脈 古稀記念文集』(私家版 限定500部)に収録。存在は知っていたが、古書検索してもまったく出てこなかった。ようやくオークションで入手。内田魯庵と山口昌男を重ね合わせた人物スケッチ。 とすれば、この本の中で、そし…

(近刊)『東海道寄り道紀行』(河出書房新社)

「ラパン」の連載を中心にしたものとのこと。 ドイツ文学者、評論家にして温泉マニアの貴重な単行本未収録紀行文集。東海道周辺から、奥飛騨、山陽方面まで。お湯、鉄道、民俗の旅。http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309021218/

吸血鬼幻想(対談)

萩尾望都『コトバのあなた マンガのわたし 萩尾望都 対談集 1980年代編』(河出書房新社)に対談「吸血鬼幻想」が収録された(未入手)。初出は「ユリイカ」1980年1月号。『異界幻想 種村季弘対談集』(青土社)にも収録されている。 コトバのあなた マンガ…

電子書籍で読める種村季弘

いまのところ『食物漫遊記』『迷信博覧会』の二冊。『迷信博覧会』はWindows PCでのみ読めるようだ。 『食物漫遊記』 電子文庫パブリ honto 『迷信博覧会』 電子文庫パブリ honto

諏訪哲史「『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』書評」

4月13日に書いた情報について、図書館で調べてきた。4月8日の新潟日報、福井新聞、神戸新聞、山陰中央新聞、愛媛新聞、4月22日の山形新聞に『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)の書評が掲載されている(ほかにもあるかもしれない)。…

門上武司「偏愛的交遊録 9 種村季弘さん 万巻の書物と現場と」

2012年1月26日産経新聞大阪版に掲載。いまのところウェブ上でも読める。http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120126/wlf12012614540011-n1.htm伊丹十三が『食物漫遊記』を映画にしたいといっていたというエピソードが興味深い。「文藝春秋」1983年…

解けるなぞなぞ 解けないなぞなぞ

大修館書店月刊『言語』編集部編『『言語』セレクション 第3巻』(大修館書店)に「解けるなぞなぞ 解けないなぞなぞ」が収録されたようだ(現物未確認)。初出は「言語」1984年10月号。 『言語』セレクション〈第3巻〉 作者: 大修館書店月刊『言語』編集部 …

松山俊太郎「巨友の一面(追悼、石堂淑朗)」(「映画芸術」438号 2012年 冬)

石堂淑朗の追悼として書かれたものだが、学生時代の石堂・松山・種村の「三人組」のエピソードが書かれている。「種村はおごり魔・誘い魔であった」(「おごり」に傍点)。東京大学教養学部の集合写真も掲載されていて、石堂、松山、種村のほか、吉田喜重、…

細江英公写真展

銀座のBLDギャラリーで開催されている細江英公写真展の第五期 「知人たちの肖像」(4月11日-4月22日)、加藤郁乎出版記念会の写真の中に種村季弘の姿も見える(手近な出版物だと『澁澤龍彦幻想美術館』(平凡社)の58-59ページに掲載されている)。同展覧会…

書店員に聞く Mの世界

http://book.asahi.com/reviews/column/2012041300006.htmlブック・アサヒ・コムの「書店員に聞く Mの世界」で有隣堂伊勢佐木町本店の高樋純子さんが『ザッヘル=マゾッホの世界』(平凡社ライブラリー)をあげている。「ヨーロッパ文化の深層にまで触れた、…

吉増剛造宛書簡 1970.4.14.

初出:吉増剛造『黄金詩篇 思潮ライブラリー・名著名詩選』(思潮社、2008年7月15日)1970年3月に刊行された同書初版本の献本に対する礼状。この時点で面識はなかったようだ。「私にとってこの詩集は、硬質の言葉の宇宙の朝まだきに、天地創造の輝く意志の光…

奇術師・鈴木清順

初出:「奇想天外ナ遊ビ 鈴木清順 80th Anniversary」(スローラーナー、2003年7月26日発行)ユーロスペースでの特集上映に合わせて制作されたパンフレット。奇術師がカードをまき散らすように「バラバラのままに放り出」された断片として清順映画をとらえた…

『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』書評

あるブログで4月8日に諏訪哲史さんが書いているという情報を目にしたが、掲載紙は不明。同日、地方紙に書評が掲載されたという別の方のツイートも見かけたので、共同通信配信の書評かもしれない。

『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)おぼえがき

tgtr.ExtendWidget({id:'287555',url:'http://togetter.com/'}); 怪奇・幻想・綺想文学集: 種村季弘翻訳集成 作者: 種村季弘 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2012/02/27 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログを見る