ウラヌス星風『西洋占星学研究集成 神秘への扉 タローカード入門』(虹星人叢書)

http://www008.upp.so-net.ne.jp/siki/tarot.htm

「奇想天外」1974年7月号から10月号にかけて、種村とウラヌス星風のあいだで繰り広げられた「タロット×タロー論争」を、種村の応答を含めてすべて収録している。たいへん貴重な資料であり、労作だ。解題も行き届いた調査に基づきつつ中立を保ったものになっていて、感心した。こうした基礎作業は地味で手間がかかるわりになかなか評価されないものなので、発行者の五所光太郎さんの熱意と行動力には頭が下がる思いだ。

タロットかタローかという問題については、立場によっても見解は変わるのではないかと思われる。タロット史研究者K@夢然堂さんのツイートに掲げられているリンク先の内容が参考になる。