関連情報

青野賢一『迷宮行き』

8月29日は種村季弘の十三回忌だった。命日にはtwitterで言及する人も少なくなかったが、その中に青野賢一氏がいた。かつて種村のスーツについて書いたことがあるとのことで、読んでみたいとツイートしたら、ありがたいことにご本人から返信があり掲載書を教…

諏訪哲史講演「偏愛蔵書室、文学の舶来幻術師-日影丈吉」@町田市民文学館ことばらんど

12月20日まで町田市民文学館ことばらんどで開催中の「没後25年 日影丈吉と雑誌宝石の作家たち」展の関連イベントとして11月15日に諏訪哲史の講演会が開催された。諏訪は國學院大學で種村の教え子であり、第137回芥川賞を受賞したデビュー作『アサッテの人』…

アントニオ・ロペス展

現在、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで「現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」が開催されている。種村は1977年に取材でドイツのヴォルプスヴェーデを訪れた際、ハンブルクのブロックシュテット画廊でアントニオ・ロペスの作品を見た。…

朝吹真理子「『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』書評」

8月12日の読売新聞書評欄に朝吹真理子による『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)の書評が掲載された。見出しは「条理の底が抜けた世界」。ウェブでも読める。http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20120817-OYT8T00997.htm 物語を装…

松田哲夫「松田哲夫の愉快痛快人名録 ニッポン元気印時代」第12回 種村季弘さん(「週刊ポスト」2012年7月20・27日号)

東京都立大学の学生新聞への寄稿を依頼しに行って断られた初対面のエピソードから、没後刊行されたエッセイ集『雨の日はソファで散歩』まで、編集者からみた種村先生の横顔が描かれている。 種村さんとの電話は、「時によると一時間を優に越え、二時間に迫る…

三上延インタビュー

シリーズ累計200万部突破「ビブリア古書堂の事件手帖」 三上延インタビュー | ダ・ヴィンチ電子ナビ無人島に持っていくならという質問にさいとうたかを『サバイバル』、ジャン・ジュネ『恋する虜』とともに『食物漫遊記』を挙げている。 実用書にもなりそう…

表象文化論のアトラス@MARUZEN &ジュンク堂書店渋谷店

『ヴァールブルク著作集 別巻1 ムネモシュネ・アトラス』(ありな書房)の刊行を記念してフェア「表象文化論のアトラス」が7月31日まで開催中。http://before-and-afterimages.jp/news2009/2012/06/623-731.html田中純、大橋完太郎、鯖江秀樹、小澤京子各氏…

諏訪哲史「『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』書評」

4月13日に書いた情報について、図書館で調べてきた。4月8日の新潟日報、福井新聞、神戸新聞、山陰中央新聞、愛媛新聞、4月22日の山形新聞に『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)の書評が掲載されている(ほかにもあるかもしれない)。…

門上武司「偏愛的交遊録 9 種村季弘さん 万巻の書物と現場と」

2012年1月26日産経新聞大阪版に掲載。いまのところウェブ上でも読める。http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120126/wlf12012614540011-n1.htm伊丹十三が『食物漫遊記』を映画にしたいといっていたというエピソードが興味深い。「文藝春秋」1983年…

松山俊太郎「巨友の一面(追悼、石堂淑朗)」(「映画芸術」438号 2012年 冬)

石堂淑朗の追悼として書かれたものだが、学生時代の石堂・松山・種村の「三人組」のエピソードが書かれている。「種村はおごり魔・誘い魔であった」(「おごり」に傍点)。東京大学教養学部の集合写真も掲載されていて、石堂、松山、種村のほか、吉田喜重、…

細江英公写真展

銀座のBLDギャラリーで開催されている細江英公写真展の第五期 「知人たちの肖像」(4月11日-4月22日)、加藤郁乎出版記念会の写真の中に種村季弘の姿も見える(手近な出版物だと『澁澤龍彦幻想美術館』(平凡社)の58-59ページに掲載されている)。同展覧会…

書店員に聞く Mの世界

http://book.asahi.com/reviews/column/2012041300006.htmlブック・アサヒ・コムの「書店員に聞く Mの世界」で有隣堂伊勢佐木町本店の高樋純子さんが『ザッヘル=マゾッホの世界』(平凡社ライブラリー)をあげている。「ヨーロッパ文化の深層にまで触れた、…